としぶろぐ ~いつもの日常に豊かさを~

東京在住、石油会社に勤めているエンジニアのとしです。海外勤務、英語、育児、資産運用など、日々の生活を豊かにする情報を発信していきます。

人はなぜ期待値で行動できないのか、について考えたことをまとめてみた。

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こんにちは、とし(@toshiki5911)です!

突然ですが、僕はギャンブルは全くやりません。

パチンコも、競馬も、競輪も、競艇も、宝くじも、カジノもやらないのですが、平日の朝パチンコ屋に行列が出来ているのを見て、びっくりしたことがあります。

一体何があるのかと。

平日の朝から行列を作ってまでパチンコ屋に並んでいるのを見ると、本当に不思議でなりません。

ギャンブルでお金を稼ごうと考えている人達が平日早朝からパチンコ屋に並んだりするわけですが、ギャンブルは本当に儲かるのでしょうか。

ちょっと考えればギャンブルは儲からない、つまり期待値が小さいということが分かりそうな気もするのですが、なかなかそうは考えられない人たちが多すぎる気がしています。

今回は、なぜ期待値で行動できないのかについて、考えたことをまとめてみました。

 

期待値という言葉は知っている。でもそれだけ。

ほとんどの人は期待値という言葉を知っていると思います。

理由は、学校(高校数学)で習ったから。

期待値とはつまり平均値であり、何か行動(例:サイコロをふる)をしたときに期待される値(例:サイコロの目)のことです。

ギャンブルで言えば、期待値というのは、平均して得られるであろうリターン、儲けのこと。

ギャンブルの期待値って低いんですよね。

なぜなら、ギャンブルの儲けのうち、何割かは主催者に利益として取られてしまうから(寺銭)。

そのあと残った金額を分配するわけだから、当然のごとく期待値(リターン)とても小さくなります。

パチンコは85%、競馬は74%、宝くじに至っては46%(引用:宝くじ 競馬 totoなどの還元率)。

100円賭ければ、確率的に100円返ってこないんですよ。

ギャンブルでお金を稼ごうと考えている人たちは、これが分かっていないような気がしています。

彼らが理解しているのは、買ったときに最大いくら儲かるのか、ということ。

つまり、最大リターンだけを見ており、平均的にどのくらいのリターン(期待値)が得られるのかまでは考えていないんじゃないかと思います。

期待値という言葉は知っているのに、期待値で行動できないのです。

 

学校で教えてくれるのは期待値という言葉とその意味だけ。

学校、期待値で言えば高校の数学で期待値という言葉とその意味を、簡単な練習問題を解きながら教えてくれます。

ですが、世の中で期待値というものがどのように使われているかについては教えてくれません(僕もそんなことを教えてもらった記憶はないです)。

これでは、たとえ期待値の意味が分かっても、それを自分の行動に当てはめたり応用することができないのではと考えます。

 

教育の現場での工夫が必要。

僕は、学校教育で実際に社会での実例とともに何かを教えてもらった記憶がありません。

期待値で言えば、期待値というものが社会でどのように利用されているかと一緒に期待値を教えてもらっていませんでした。

ある物事をもっとも効率的に理解するには、実社会でどのようにそれらが利用されているか、実例を示すことだと思います。

それをせずただ勉強を教えても、生徒側だって興味を持ちづらいでしょう。

深くまで実例を知っている必要はないと思いますし、本当に知りたいと思っている生徒であれば、さわりだけ紹介すればあとで図書館やインターネットで勝手に調べると思います。

ただし、それが実際にできる教師がいるかどうかが疑問です。

ほとんどの方は大学を出てすぐに教師になっているので、学校以外の社会で何が起こっているのかをあまり知らずに教師になってしましまいます。

ここが教師が実例紹介できない一つの理由だと考えています。

 

僕が大学の研究が嫌いだった理由。

僕は大学で工学部に所属していたので、学部卒業のために卒業研究を、また、修士課程にも進学したので修士研究を、合計で大学生活で3年間の研究を行いました。

研究の内容は流体の流れをコンピュータを用いて計算することだったのですが、その研究がとても嫌いでした。

なぜかというと、自分の中でただの数字遊びの域を脱していなかったから(コンピュータ計算って数字遊びになってしまう危険性があるのです)。

つまり、社会でどのようなもんだいが実際に起こっていて、その問題を解決するために今この研究をやっているということを理解していなかったからです。

なので、その研究の意義が本当の意味で分かっていないもんだから、研究の成果に説得力を持たせられず、モチベーションも上がらず、成果をストーリー立てて説明することもできないわけです。

常々考えていることですが、大学の研究者は卒業後一旦社会(現場)に出て、いったい何が問題になっているかをちゃんと理解したうえで研究をしないと、自分の研究に説得力を持たせられないし、意義を見出せません。

それを経ずにいきなり研究させられてしまう今の大学生、研究者のうち、どの程度がそれを理解して研究できているのでしょうか。

仕事上、大学生とお話しする機会や研究発表を聞く機会があるのですが、多くの大学生が社会(現場)で何が起こっているか正確には分かっていないために、研究のゴールを見誤ったり、説得力を持たせられなかったりしているのを感じています。

 

教師も学校以外での社会経験が必要なのではないか。

大学での研究について述べてきましたが、同じ理由で教師についても学校以外での社会経験が必要なのではないかと考えています。

社会に出て学生たちが学んでいることが社会のどんな事の土台になっているかを示すことができれば、その後の学生たちの行動は違ったものになるのではないでしょうか。

例えば、日本の金融教育の低さが問題となっている昨今なので、教師が実際に資産運用をやってみたり。

その体験を教育に還元することもできるはずですし、金融教育も取り入れられるのではと思います。

それにより、学生の投資、資産運用に対する考え方も変わっていくものと思います。

 

まとめ

ギャンブルにはまってしまう、ギャンブルでお金儲けをしたいと考えている人がいるという事実から、どうして人は期待値で行動できないのかについて考えてみました。

この点についていろいろ本を読んだのですが、以下の2冊がとても参考になったので紹介しておきます。

 

 堀江貴文氏も村上世彰氏も投資家なのでこのあたりのことは当たり前のごとく理解されている方々ですが、彼らの投資に対するものの考え方の一面を見ることができる本ですので、一読することをおすすめします。

資産運用をこれから始める初心者にとっては、以下の本も参考になるかと思います。

 

また、先日ロボアド大手THEOの監修者である京都大学加藤教授の投資入門セミナーを受講してきました。

そこでは、期待値(リターン)、標準偏差(リスク)といった数字で物事を判断する投資理論についてとても優しく解説していただきました。

このセミナーについてレポートを書いていますので、参考にしてみてください。

 

www.toshi-otani.com

また、加藤教授の著作の中でとても分かりやすく投資理論を解説しているのはどれですかという質問に対して以下の本をおすすめしていましたので紹介しておきます。

 

 

僕も細々とですが資産運用をやっており実績も公開していますので、資産運用をしてみようと思っている方は参考にしてみてください。

 

www.toshi-otani.com