こんにちは、とし(@toshiki5911)です!
皆さんはファイナンシャルアカデミー株式投資スクールをご存知でしょうか?
ファイナンシャルアカデミーとは、お金の教養をはじめとして株式投資、不動産投資、FX投資などの資産運用方法などお金に関する知識が学ぶことができる総合マネースクールです。
僕は2017年4月から余剰資金を用いて資産運用を始めていますが、その中で株式投資に挑戦してみようと思い、ファイナンシャルアカデミーの株式投資スクールで株式投資について学んでいます。
今回は、株式投資スクールのVol.8「財務諸表の全体像」を受講しましたので、その内容を簡潔にまとめておきます!
株式投資スクールVol.8「財務諸表の全体像」の講義のポイント
Vol.8「財務諸表の全体像」の講義ポイントは以下の2つです。
- 財務諸表の主要3表の関係
- 貸借対照表(BS)のチェックポイント
それでは、それぞれを詳しく見ていきます。
①財務諸表の主要3表の関係
財務諸表の主要3表とは以下を指します。
- 貸借対照表(BS)
- 損益計算書(PL)
- キャッシュフロー計算書(CF)
また、これらの財務諸表の関係性は以下の図の通りとなります。
ざっくり言うと、ある地点における財産の状況を表しているのが貸借対照表、ある地点間でどのくらい利益を出したのかを示すのが損益計算書、ある地点間で現金の増減を示しているのがキャッシュフロー計算書となります。
また、それぞれの主要3表で以下の事項を把握することができます。
それでは、それぞれについて見ていきます。
貸借対照表(BS)
貸借対照表(BS)は、財産残高の一覧表と理解すると良いかもしれません。
貸借対照表の左側に資産、右側に負債と純資産が記載され、
資産=負債+純資産
という関係が成り立っています。
損益計算書(PL)
損益計算書(PL)はどのくらいの利益を上げたのかを示します。
つまり、会社の売上から費用を差し引き、税金を差し引いて、最後にどのくらいの純利益を稼いだのかが示されています。
キャッシュフロー計算書(CF)
キャッシュフロー計算書(CF)ではどの程度現金が増減したかが示されています。
キャッシュフローは、以下の3種類があります。
- 営業キャッシュフロー(営業でどのくらいの現金が得られたか)
- 投資キャッシュフロー(どのくらいの現金を投資に回したか)
- 財務キャッシュフロー(どのくらいの借金を返済したか/資金を借りたか)
キャッシュフローの状態としては、営業キャッシュフローがプラス(営業で利益が出ている)、投資キャッシュフローがマイナス(将来の成長のために設備投資がなされている)、財務キャッシュフローがマイナス(借金が返済できている)であれば、良好な状態と言えます。
なので、キャッシュフロー計算書で投資対象の会社のキャッシュフローがこの良好な状態になっているかを確認する必要があります。
また、貸借対照表左側の固定資産について、例えば車を購入した場合、車は経年劣化により資産額が目減りしていきます。
この貸借対照表における固定資産額を耐用年数に応じて徐々に目減りさせていくことを減価償却と言います。
償却方法には定率法と定額法の2種類があります。
②貸借対照表(BS)のチェックポイント
貸借対照表には、資産の部(左側)、負債の部(右側上)、純資産の部(右側下)の3つで構成されています。
ここで、資産=負債+純資産(右側=左側)の関係が成り立っています。
資産の部には、流動資産(1年以内に現金化できる資産)と固定資産(1年以内に現金化の予定がない資産)があります。
流動資産の例としては、現金、預金、受取手形・売掛金(商品を販売した場合に代金を受け取る権利(債券))、有価証券などがあり、固定資産の例としては、土地、建物、工場の機械といった有形資産や、のれん、ソフトウェアといった無形資産があります。
負債の部には、流動負債と固定負債があります。
流動負債の例としては、支払手形、買掛金、短期借入金、引当金(来発生するであろう損失、費用などの支出に備えて前もって準備する見積金)などがあり、固定資産の例としては、長期借入金、社債、退職給付引当金などがあります。
純資産としては、資本金、資本準備金、利益剰余金があります。
損益計算書の当期純利益が貸借対照表の利益剰余金の積み上げに貢献することになります。
また、貸借対照表(BS)のチェックポイントとしては、以下の5つが挙げられます。
- 流動資産の流動負債のバランス
- 現金化のサイクルに異常がないか
- のれん、ソフトウェアの数字が異常に大きくないか
- 前年度に比べて大きく変化した数字はないか
- 前年度に比べて現金、利益剰余金は増えているか
ここで、特に粉飾決算をする会社はソフトウェアの資産額を以上に大きく計上することがあるので、この部分は特にチェックする必要があります。
最後に
ファイナンシャルアカデミー株式投資スクールのVol.8の講義のポイントをまとめましたが、財務諸表の主要3表について、そのうちの一つの貸借対照表(BS)についてを学びました。
株式投資をやっていくうえで、会社の業績を報告している財務諸表を理解できれば、より深く会社の業績を読み解くことができ、投資の幅を広げることができ、それを生かして株式投資に取り組むことができます。
これらを理解するのはなかなか難しいかもしれませんが、少しづつでも理解していくと株式投資に必ず役立ちますし、決算の時に財務諸表を見る習慣をつけておくといいと思います。
株式投資にご興味がある方は、ファイナンシャルアカデミー株式投資スクールの無料体験学習会が定期的に開催されていますので、公式サイトをチェックしてみてください。