こんにちは、とし(@toshiki5911)です!
皆さんはファイナンシャルアカデミー株式投資スクールをご存知でしょうか?
ファイナンシャルアカデミーとは、お金の教養をはじめとして株式投資、不動産投資、FX投資などの資産運用方法などお金に関する知識が学ぶことができる総合マネースクールです。
僕は2017年4月から余剰資金を用いて資産運用を始めていますが、その中で株式投資に挑戦してみようと思い、ファイナンシャルアカデミーの株式投資スクールで株式投資について学んでいます。
今回は、株式投資スクールのVol.9「財務諸表の分析」を受講しましたので、その内容を簡潔にまとめておきます!
株式投資スクールVol.9「財務諸表の分析」の講義のポイント
Vol.9「財務諸表の分析」の講義ポイントは以下の2つです。
- 損益計算書(P/L)から会社の収益力を測る
- キャッシュフロー計算書(CF)から異変を読み取る
それでは、それぞれを詳しく見ていきます。
①損益計算書から会社の収益力を測る
損益計算書とは、以下の通り売上高から当期純利益を算出する過程を示した財務諸表のことです。
ここで、投資家が見るべきポイントとしては、
- 販売費および一般管理費
- 特別利益
- 特別損失
- 法人税
が挙げられます。
というのも、これらが純利益に影響を与えるからです。
投資方針として「割安である中小型株に投資する」としていますが、この割安かどうかの指標としてPER(株価収益率)がどのくらいかを確認します。
そして、このPERは株価と純利益の比なので、純利益が正常かどうかをきちんと確認することが投資判断において重要となってきます。
そして、損益計算書では純利益が正常な数字であるかを確認することができます。
まずは、販売費および一般管理費から見ていきます。
これらの費用の中には、以下の実態のない費用が含まれています。
- 減価償却費
- のれん償却費
減価償却費とは、固定資産を使用による劣化に伴い、その価値を減少させていくための費用です。
また、のれん償却費とは、企業の合併に伴って現れてくる費用です。
これらについて注意しておきたいのは、これらの費用が実際に発生しているわけではないということです。
販管費および一般管理費が大きい場合はその分純利益が実態より小さく出てしまうため、実際の純利益額を見積もるためにはこの費用を営業利益に足す必要があります。
特別利益、特別損失とは、当期だけに発生した利益、費用のことです。
したがって、これらは企業の定常的な実力を示しているとは言えないので、これらの数字が大きい場合は、経常利益に足す/引くをする必要があります。
最後に、法人税率の正常性を確認する必要があります。
通常の法人税率は33%程度であることから、税引前当期純利益と当期純利益の比を確認し、明らかに33%以上の乖離がある、あるいは33%より乖離がずっと少ない場合には、正常の税率で純利益を計算する必要があります。
ちなみに、法人税が33%より乖離しているケースとして、これまでの期に赤字が発生しており、それを今期に繰り越したため法人税が33%もかかっていないことがあります。
②キャッシュフロー計算書から異変を読み取る
キャッシュフロー計算書は、その会社の現金の流れを表したものです。
また、投資に関するキャッシュフロー、および財務に関するキャッシュフローについては、損益計算書には出てこないため、キャッシュフロー計算書で確認する必要があります。
キャッシュフロー計算書のチェックポイントとして、
- 営業キャッシュフローがプラスか(営業利益が出ているか)
- 投資キャッシュフローがマイナスか(将来のために投資しているか)
- 財務キャッシュフローがマイナスか(借金を返済しているか)
を確認することが重要です。
最後に
ファイナンシャルアカデミー株式投資スクールのVol.9の講義のポイントをまとめましたが、財務諸表の損益計算書、キャッシュフロー計算書についてを学びました。
株式投資をやっていくうえで、会社の業績を報告している財務諸表を理解できれば、より深く会社の業績を読み解くことができ、投資の幅を広げることができ、それを生かして株式投資に取り組むことができます。
特に今回まとめた、損益計算書から測る企業の収益力やキャッシュフロー計算書からわかる現金の動きを理解することで、企業の真の価値を予測し、それが実際の株価に対してどうなのかといった考察につながっていきます。
これらを理解するのはなかなか難しいかもしれませんが、少しづつでも理解していくと株式投資に必ず役立ちますし、決算の時に財務諸表を見る習慣をつけておくといいと思います。
株式投資にご興味がある方は、ファイナンシャルアカデミー株式投資スクールの無料体験学習会が定期的に開催されていますので、公式サイトをチェックしてみてください。