としぶろぐ ~いつもの日常に豊かさを~

東京在住、石油会社に勤めているエンジニアのとしです。株式投資、積立投資などの資産運用、お金の教養、育児など、日々の生活を豊かにする情報を発信していきます。

モーニングスターETFカンファレンス2017に参加してきたので、講演内容をまとめておく!

f:id:toshiki5911:20171209225858j:plain


こんにちは、とし(@toshiki5911)です!

12月9日(土)、東京ミッドタウンで開催されたモーニングスター社主催のETFカンファレンス2017に参加してきました!

現在、僕は直接的にはETFを購入していませんが、ロボアドを通じて間接的にETFを購入しています。

今後の自分の投資の幅を広げるために、今回はETFカンファレンス2017に参加してきました。

その結果、このカンファレンスで得られた情報をもとに今後のつみたてNISAを利用した投資戦略を決めることができましたし、また、ポートフォリオがいかに大切かという大事なことを学びました。

今回は、ETFカンファレンス2017に実際に参加してきましたので、その講演内容と僕の感想をまとめてみました!

 

ETFカンファレンス2017について

2017年12月9日(土)に東京ミッドタウンで開催されたETFカンファレンス2017。

このイベントでは、以下の講演がなされました。

  • 第1部:基調講演(モーニングスター朝倉氏)
  • 第2部:特別講演①(野村アセットマネジメント奥山氏)
  • 第2部:特別講演②(バンガードインベストメンツジャパン塚本氏)
  • 第2部:特別講演③(三菱UFJ国際投信佐々木氏)
  • パネルディスカッション

まず初めに開催された基調講演では、モーニングスター社朝倉氏による、進化するETF市場とポートフォリオ戦略についてお話を聞くことができました。

特別講演では、野村アセットマネジメント社、バンガードインベストメンツ社、三菱UFJ国際投信社から、それぞれの会社紹介とETF商品について紹介がありました。

最後にパネルディスカッションがあり、モーニングスター朝倉氏が司会を務め、3者からいろいろな意見をお聞きすることができました。

このカンファレンスの参加者はおよそ800人程度、年齢層は主に40代~50代で、若い人もチラホラ見かけていました。

若い人にはあまりETFに対する認知度が高くないのかもしれません。

先日参加した、同じくモーニングスター社主催投信エキスポの方が若い人の参加率が高かったように思います。

 

>>関連記事:投信エキスポ2017に行ってきた!メリット・デメリットと講演内容をまとめておく!

 

ちなみに、このETFカンファレンス2017は無料で参加することができました。

 

ETFカンファレンスの講演内容まとめ

①進化するETF市場とポートフォリオ戦略(モーニングスター朝倉氏)

進化するETF市場とポートフォリオ戦略と題しまして、モーニングスター社の朝倉氏から講演がありました。

まずは、大きな転換期を迎えたマーケットについて。

これまでの市場は、いくつものショックと呼ばれる出来事により、株価下落などの影響を受けてきました。

しかし、最近では北朝鮮問題、トランプ氏の中東発言関連などのショック級の出来事が起こっているが、ショックと呼ばれるほどの影響がマーケットには出ていない(出てはいるが、すぐに元の水準まで回復している)。

リーマンショック以降、アメリカ、ヨーロッパ、日本などの中央銀行の量的緩和が継続されており、市場への大量の資金投入がなされています。

しかし、アメリカは量的緩和から資産縮小を打ち出しており、利上げも徐々に行っています。

ヨーロッパについては、日本より遅く量的緩和を始めたにもかかわらず、日本よりも緩和縮小を打ち出しています。

日本については、量的緩和継続を打ち出していますが、資金投入の実績として年間40兆~50兆にとどまっており、年間80兆円に届いていません。

緩和縮小を打ち出してはいませんが、実質緩和縮小であるといえ、近いうちにその方針を打ち出すかもしれません。

これまで起こってきたショック級の出来事はBlack Swan(突然変異的な出来事)と呼ばれていました。

しかし、今の現状は、それだけではなくてGray Rhino(灰色のサイ)、つまり問題となる要因については当たり前のようにそこら辺に既に転がっているということも考慮しなくてはならないでしょう。

例えば、中国の債務残高が大きく膨れ上がっている事実があります。

今は日本ではなく、中国が世界一の借金大国となっており、その額はGDPの2.5倍の額です。

GDPの成長率6.8%という数字の信頼性が低いことを考慮すると、この債務残高の増加が妥当であるとは言えないかもしれません。

 

次は、アクティブファンドからインデックスファンドへの流れについて。

リーマンショック後、アメリカではアクティブファンドからインデックスファンドへの資金流出が続いています。

その理由の一つとして、コストの違いが挙げられます。

アクティブファンドよりもインデックスファンドの方がコストが低く、ETFについてはインデックスファンドよりもさらに低くなっています。

しかし、アクティブファンドの多くはそのコストの高さが妥当と言えるほどのパフォーマンスを見せてはいません。

アメリカでも、ヨーロッパでもインデックスファンドの方がパフォーマンスが良好だという事実をデータが示しています。

 

最後に、進化するETF市場とポートフォリオ戦略について。

米国と日本のETFは毎年数十%の残高増加率を記録しています。

そんな拡大するETF市場では多くのETFが存在していますが、ETFを選ぶうえで気を付けたいポイントはあります。

それは、コスト、純資産残高、出来高、乖離率です。

その中でも純資産残高および出来高が小さいと、流動性が低くなり、売りたい時に売れない、買いたい時に変えないなどの問題を起こす可能性があります。

ここで、乖離率とは市場価格と基準価格との差異のことを言います。

ちなみに、この乖離率、そしてそれ以外のデータについてもモーニングスター社のホームページで確認することができます。

世界のETF運用会社の運用残高上位5社は以下の通りですが、この中に野村アセットマネジメント社がランクインしています。

アクティブ運用会社もアクティブファンドとインデックスファンドの現状から、ETFに参入してきています。

ちなみに、米国のファイナンシャルアドバイザーは、コア資産とサテライト資産のポートフォリオ戦略を採用しているとのことです。

コア資産とはローリスク・ローリターン、あるいはミドルリスク・ミドルリターンの資産であり、着実に資産形成を行っていくための資産です。

また、サテライト資産とは、コア資産よりもリスク・リターンが高く、大きく資産を増やしていくための資産になります。

このコア資産とサテライト資産の割合については、各個人の状況により変化することになります。 

ポートフォリオの構築のためには、まずは目標を設定する必要があります。

そして、その目標を達成するために年何%の利回りが必要か、その利回りを達成するためにはどのようなポートフォリオを構築する必要があるか、の順番で考えていくことになります。

2018年1月からつみたてNISA制度が始まり、それ以外にも現行NISAや確定拠出年金制度などの税制優遇制度があります。

これらのメリットを最大限生かすべく有効利用するために、それぞれの制度でどのようなポートフォリオを構築すべきか、アセットアロケーションだけでなく、アセットロケーションについてもしっかりと考える必要があります。

 

②NEXT FUNDSのご紹介~ETFを活用したポートフォリオ戦略~(野村アセットマネジメント奥山氏

この講演の要点は以下の通りです。

  • 野村アセットマネジメントは、2017年12月にNEXT FUNDSと呼ばれる6つの新たなETFを新規上場させる。
  • この6本の新規ETFにより、主要6資産(国内株式、外国株式、国内債券、外国債券、国内REIT、海外REIT)のETFがそろうことになり、野村アセットマネジメントのETFだけで国際分散投資が可能となる。

 

③バンガードの考える、ETF活用法(バンガードインベストメンツジャパン塚本氏)

この講演の要点は以下の通りです。

  • バンガードの投資の理念は、長期分散積み立て投資であり、そのためにコストの低減を行っている。
  • バンガードのETFでバランス型ポートフォリオの構築が可能。
  • つみたてNISA制度は、バンガードの投資の理念と合致しており、つみたてNISAのために楽天投信と共に楽天バンガードファンドを設立するに至った。
  • 今のところ、楽天バンガードファンドとしては、楽天・全世界株式(VT)、楽天・全米株式(VTI)、楽天・新興国株式(VWO)の3本を設立している。
  • 楽天バンガードファンドは業界最低水準の低コストである。
  • 100万円一括投資する場合、ETFを直接購入したほうがコストが安い。また、毎月3万3000円積み立て投資する場合、楽天バンガードファンドを購入したほうがコストが安い。分岐点としては25万円以上まとめて一括投資する場合には直接ETFを購入したほうがコストメリットがある。

 

④ETFの新しい潮流~REITと中小型株、そして・・・~(三菱UFJ国際投信佐々木氏)

この講演の要点は以下の通りです。

  • 三菱UFJ国際投信は、特徴的な新規ETF「MAXIS日本株高配当70マーケットニュートラル上場投信」を設立した。
  • これは、配当は多く欲しいが値動きはあまり望ましくない、という顧客からのアンケート結果をもとに設立した。
  • ヘッジをかけることで市場変動の影響を軽減している。
  • 野村日本株高配当70マーケットニュートラル指数は、TOPIX指数よりも相対的に安定して推移している。

 

⑤パネルディスカッション

各パネラーの意見を以下にまとめました。

◆モーニングスター朝倉氏

  • 上昇相場であるほど値動きの大きいものに投資したくなるため、分散投資が難しくなる。
  • 上昇相場でも分散投資できるタフな精神を持つことがとても重要である。

 

◆野村アセットマネジメント奥山氏

  • NEXT FUNDSの6本のETFの投入により、投資家の選択肢が増えたことが大きい。
  • 長期分散投資をETFで行ってもらいたい。

 

◆バンガードインベストメンツジャパン塚本氏

  • バンガード社の投資理念は長期分散積み立て投資である。
  • この理念のもと、セゾン投信とともにバンガード社のETFを用いた、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを提供している。
  • また、楽天バンガードファンドもこの一環である。
  • バンガードの投資理念からは、バンガードのETFはコア資産のみ取り扱っているが、比較的利回りの高い高配当株式ETFや米国社債のETFなども取り扱っており、これらを組み込むことで利回りを高めることは可能。

 

ETFカンファレンス2017に参加して感じたこと

以下、僕の感想をまとめます。

  • これまで特に明確な目標設定がなく(単に資産を増やしたいという気持ちだけ)、ポートフォリオについての意識もなかった(バランス型ファンドを買っておけば良い)ので、資産運用における目標設定、ポートフォリオ戦略がとても重要であることを痛感した。
  • つみたてNISAで運用することを目的とするなら、楽天バンガードファンドを購入したほうが、直接ETFを購入するよりもコストメリットがある、という貴重な情報が得られた。
  • ETFにはETFのメリットがあり、ポートフォリオにETFを取り入れることで、自分の投資の幅およびポートフォリオの構築に大きく役立つであろうことが実感できた。

本カンファレンスに参加して一番大きかったのは、つみたてNISA目的なら楽天バンガードファンドを購入したほうがコストメリットがある、という点でした。

この情報が得られたことで、これまで迷っていた「つみたてNISAで楽天全世界株式インデックスファンドを購入する」という決断を下すことができました。

この決断は僕の中ではとても大きいものとなったと思います。

また、自分の資産運用の目標設定、現在のポートフォリオの把握と今後のポートフォリオ戦略について検討する必要があり、ポートフォリオについては後日改めてブログで書こうかなと思っています。

 

最後に

既に述べた通り、僕は直接ETFを購入したことはなく、投資の幅を広げる目的で参加しました。

結論から言って、つみたてNISAで積み立てるファンドが決まったことが一番のメリットだったかなと思います。

また、目標設定やポートフォリオ戦略の重要さについて実感したことも大きな収穫でした。

仕事や子育てに忙しい方でも、税的メリットのあるつみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)制度を利用して、ETFや投資信託で国際分散投資をすれば、時間がない人でも着実に資産運用することができます。

しかも積み立て投資であれば、月々数千円から資産運用できますので、数万円なんてそんな余裕ないという方にとってもハードルはそんなに高くないと思います。

この記事を読んで資産運用を始めたいと考えた方は、気軽で着実な資産運用をETFや投資信託ですぐに初めてみてください。

早ければ早いほど、時間を味方に付ければ付けるほど、資産運用のメリットがありますよ!

ちなみに、僕の資産運用実績を以下の記事で公開していますので、興味のある方は参考にしてください。

 

>>関連記事:【2017年11月】資産運用を始めたばかりの投資初心者の僕の最新の資産運用実績を公開しておく!