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資産運用目標を達成するためのポートフォリオ戦略をたてたので、その設定手順とポートフォリオの詳細についてまとめておく!

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こんにちは、とし(@toshiki5911)です!

以前より資産運用に興味があって、2017年4月から余剰資金を使って資産運用を始めています。

先日のETFカンファレンス2017に参加してきたのですが、このカンファレンスで資産運用に対する目標設定や、現在のポートフォリオの把握、今後のポートフォリオ戦略が重要だということを学びました。

 

>>関連記事:モーニングスターETFカンファレンス2017に参加してきたので、講演内容をまとめておく!

 

また、このカンファレンスに参加したことを受けて、現在のポートフォリオを見なおした結果、非常にバランスの悪いポートフォリオで資産運用していたことが分かりました。

 

>>関連記事:【2017年12月】資産運用の設定目標から現在のポートフォリオと今後のポートフォリオ戦略について考察してみた。

 

従って、今回は現在のポートフォリオの把握の続きとして、資産運用目標を達成するためのポートフォリオ戦略をたてましたので、その手順および最終的なポートフォリオについてまとめてみました。

 

 

ポートフォリオの設定手順

以下、資産運用目標を達成するためのポートフォリオの設定手順を説明していきます。

①資産運用の前提を明確にする

まず、ポートフォリオの設定に入る前に、どのような投資を行っていくのか、資産運用の前提を明確にする必要があります。

僕の場合には、

  • 長期国際分散積立投資
  • インデックス投資信託(またはETF)にのみ投資する
  • ただし、セゾン投信を除く(セゾン投信は理念が個人的に好きなので)

という前提で、ポートフォリオの設定に移りました。

 

②安全資産とリスク資産のポートフォリオを設定する

まずは、自分の資産が現在どのくらいあり、安全資産とリスク資産がどのくらいなのかを把握します。

ここで、安全資産とリスク資産の定義は以下の通りです。

  • 安全資産:預貯金、財形貯蓄、など
  • リスク資産:株式、債券、不動産、コモディティ、など

僕のケースでは、安全資産とリスク資産の割合は以下のようになっていました。

 

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ここから、自分の資産をどのくらいの割合までリスク資産に振り分けられるかを決定します。

例えば、目安として半年~1年間程度の生活資金を安全資産として確保しておく、と言ったことが考えられます。

これにより、僕の場合は、以下の割合までリスク資産に振り分けました。

 

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これで今現在において、リスク資産に振り分けられる資産割合が決まりました。

 

③資産運用目標を達成するにはどの程度の利回りかを把握する

前回記事(【2017年12月】資産運用の設定目標から現在のポートフォリオと今後のポートフォリオ戦略について考察してみた。)で、以下の僕の資産運用目標を設定しました。

  • 50歳までに1億円の金融資産を達成する

従って、まずは50歳までに1億円の金融資産を作ることを目標に、それを達成するための利回りを把握します。

ここで、今現在振り分けられるリスク資産がどのくらいかは①ですでに決まっていますので、あとはこの資産を年間何%の利回りで増やしていけば目標が達成できるかを考えます。

この計算についてはエクセルの複利計算で簡単にできるので、一度計算してみましょう。

僕の場合は、年間4%の利回りであれば目標を達成できることが分かりました。

 

④必要利回りを達成するポートフォリオを設定する

上で年間4%の利回りが必要だと分かりましたので、次に年間4%の利回りを達成するポートフォリオとはどのようなものかを考えます。

しかし、白紙から考えるのはとても難しいため、僕はETFカンファレンスにおける朝倉氏の講演資料中に出てきた以下のポートフォリオを参考に、株式比率を高めたものにしました。

ちなみに、株式比率はバンガード社ETFのVTにおけるアロケーション比率を参考にしています(全く同じではありませんが)。

 

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つまり、

◆リスク資産

  • 国内株式:10%
  • 先進国株式:60%
  • 新興国株式:10%

◆無リスク資産

  • 定期預金:20%

をベースとします。

 

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もちろん、これには家族が生活するための生活防衛資金については 含まれておりませんし、別扱いとしています。

ただ、これが利回り4%を達成できそうなのかを確認しておく必要があります。

そこで役に立つのが、ファンドの海というサイトのアセットアロケーション分析というツールです。

このツールを用いることで、そのポートフォリオからどのくらいの利回りが期待できるのかが分かります。

下図ののようにアセットアロケーションの入力欄で各資産の配分を入力すると、期待利回りを教えてくれます。

 

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 この通りのリターンが絶対に得られるということでは決してないですが、ポートフォリオを設定する際には非常に参考になるかと思います。

このツールによって、上で定めたポートフォリオが利回り4%を達成できそうだということが確認できました。

また、リターンの確認と同時に、リスクが許容できる範囲であるかも確認する必要があります。

このポートフォリオの場合、5%の確率で資産が約30%、1%の確率で資産が約45%も下がる可能性があることを示していますが、あくまで長期投資前提で運用しているので、これは許容できる範囲であり問題なしとします。

 

⑤現在のポートフォリオを把握し、理想のポートフォリオとの違いを確認する

次に、現在の資産運用におけるポートフォリオがどのようになっているかを明らかにします。

現在持っているリスク資産を確認し、どの資産にどのくらい投資しているかを把握する必要があります。

僕はエクセルで各資産配分を整理した結果、以下のポートフォリオであることが分かりました。

 

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これにより、上で設定した理想のポートフォリオから、

  • 国内株式の割合が少ない
  • 新興国株式の割合が少ない
  • 国内債券の割合が少ない
  • 先進国債券の割合が多い

ということが分かりました。

これらを解消するには、現在保有している資産を組み替えて、ポートフォリオを修正する必要があります。

 

⑥各証券口座を特徴を考慮して、それを最大限に活用したアセットロケーションの方針を決定する

さて、理想のポートフォリオとの違いが分かったので、それを修正するために資産の組み換えを行う必要があります。

ただし、どの資産をどの証券口座で運用するか(アセットロケーション)がとても重要となってきます。

例えば、

  • つみたてNISA(NISAは長期積立投資には向かないので除外)
  • 確定拠出年金(個人型/企業型)
  • ロボアド口座
  • 一般(特定)口座

 のように口座と言っても複数ありますので、それらを最大限生かして資産運用する必要があります。

ここで、各講座の特徴を振り返ってみたいと思います。

つみたてNISAの特徴としては、

  • 毎年40万円、最大20年間の積立投資で得た利益が非課税となる
  • 投資できる商品に限りがある
  • 商品を売却すると非課税枠を消費してしまう(→商品の変更がしづらい)

が挙げられます。

次に、確定拠出年金の特徴としては、

  • 掛け金が全額所得控除
  • 積み立て投資が前提であり、投資で得た運用益が非課税となる
  • 口座開設した金融機関により商品数が異なる
  • スイッチングにより商品の組み換えが可能
  • 60歳になるまで資金を引き出せない(年金という扱い)
  • 60歳以降に受け取る時にも控除という税制メリットがある

が挙げられます。

ロボアド口座や一般(特定)口座では、上で述べたようなメリットはありませんし、運用益には課税されてしまいますが、金融機関によっては非常に多くの商品に投資することができます。

これらの特徴を踏まえて、僕の場合、以下の通りにアセットロケーションの方針を設定しました。

  • つみたてNISA口座では資産組み換えができないため、資産組み換えが必要のないものに投資をする。また、非課税メリットを生かして、比較的リターンの高い商品を選択する。
  • 確定拠出年金口座ではスイッチングにより資産組み換えが可能であり、非課税メリットもあるので、そのメリットを最大限生かすべく株式インデックス投資信託のみに投資する(ただしポートフォリオ全体のバランスを考えた上で地域投資配分を調整する)。
  • ロボアド口座では、投資家による商品の選択はできないため、運用商品はお任せする。
  • 一般(特定)口座では、上記商品によるポートフォリオを補完して理想のポートフォリオとなるような商品に投資する。理想のポートフォリオとの差はこの口座内で調整する。

 このようにアセットロケーションの方針が決まりました。

 

⑦設定したポートフォリオおよびアセットロケーションの方針に従って投資する商品を選択する

僕の場合、理想のポートフォリオを作るために、各証券口座において以下の商品に投資をすることとしました。

 

◆つみたてNISA口座:

楽天・全世界株式インデックスファンド

◆確定拠出年金口座:

先進国株式インデックスファンド

◆ロボアド口座(ウェルスナビ):

米国株ETF(VTI)

日欧株ETF(VEA)

新興国株ETF(VWO)

米国債券ETF(AGG)

金ETF(GLD)

不動産ETF(IYR)

◆一般(特定)口座:

楽天全世界株式インデックスファンド

国内株式インデックスファンド

先進国株式インデックスファンド

新興国株式インデックスファンド

◆ネット銀行

定期預金

 

これらの中で、主に一般(特定)口座(場合により確定拠出年金口座)内商品の割合および定期預金の割合をリバランス、調整して、理想のポートフォリオに近づけます。

ちなみに、各個別の投資信託の選択については、以下記事で書いた方法で選んでいます。

 

>>関連記事:【実績公開】投資信託の選び方と注意すべき点について投資初心者にもわかりやすくまとめました!積立投信は忙しく時間の取れない人にもおすすめ!

 

上の記事ではバランスファンドの選び方を書いていますが、基本的にはどのカテゴリーの投資信託でも同様に選ぶことができます。

ただ、インデックスファンドであれば、信託報酬が低いものを選んでおけば、およそ間違いはないと思います。

 

⑧資産組み換え後のポートフォリオを確認する

⑦までの手順により、最終的には以下のポートフォリオを作成することができました。

 

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これで、現時点ではリスク資産についてはほぼ理想のポートフォリオを達成することができました。

REITと現物・先物が多いのはロボアドに投資しているので仕方がないですが、今後時間をかけて比率は薄まっていく予定です。

定期預金については今後早急に資金を振り分けていく予定です。

あとは、このポートフォリオを維持しながら積立投資をしていくのみです。

 

⑨積立投資を継続し、定期的にリバランスを行う

あとは、各商品に対して設定した積立投資を淡々と継続していくだけとなります。

ただし、運用期間が長くなると、各商品のパフォーマンスが異なっていることから、ポートフォリオのバランスが崩れてきます。

そこで、定期的に(半年に1回程度)ポートフォリオの現状を確認して、その差が大きい場合には、各商品を売買して理想のポートフォリオへと修正するリバランスという作業を行う必要があります。

このリバランスは資産運用におけるリスク低減につながりますので、理想のポートフォリオとの差が大きくなったらきちんと行いましょう。

 

⑩年齢に応じてポートフォリオを変更する

一般的に、年齢とともに取れるリスクは小さくなり、そのためよりリスクの低いポートフォリオに変更する必要があります。

具体的には、株式の比率を下げ、債券の比率を上げていくことが求められます。

その時々の状況に応じて、40代、50代と臨機応変にポートフォリオの見直しを行っていくことが必要と言えます。

 

(おまけ)ソーシャルレンディングを利用した資産運用の促進について

 おまけとして、僕はソーシャルレンディングを利用した資産運用を行っています。

ソーシャルレンディングの利点としては、

  • 毎月安定した分配金が入る

ことがあげられますが、これは長期積立投資と非常に相性が良いです。

したがって、僕はソーシャルレンディングから得られる分配金を積立投資の資金源とすることで、長期積立投資による資産運用を加速させます。

ちなみに、ソーシャルレンディングからは毎月4万円程度の分配金が入るよう、必要な元本を運用していきます。

 

ポートフォリオの設定における注意点

ポートフォリオ設定においては、バランスファンドの多用は注意したほうが良いです。

実際に僕の現状のポートフォリオでは多くのバランスファンドに投資していたのですが、理想のポートフォリオとの差が大きくなってしまっていました。

なぜこのようになってしまったかというと、バランスファンドの特徴として、

  • これ一本で分散投資ができる

というメリットがあるのですが、これゆえに、

  • 各資産の配分が変えられない

というデメリットにつながってしまいます。

また、バランスファンドでは自動的にリバランスが行われるため、

  • 個別の投資信託の組み合わせよりもコストが高くなる

というデメリットもあります。

普段忙しく投資に費やす時間がない方には、バランスファンドはとてもメリットの大きいファンドです。

ポートフォリオをきっちり設定しようとする投資家にとってはデメリットの方が大きく、個別資産を組み合わせて運用する方が、自分で割合を設定でき、コストも低減できるメリットがあります。

この点、特に注意が必要だと思います。

 

最後に

長々と書きましたが、この手順でポートフォリオを設定することで、長期積立投資のためのポートフォリオ戦略をたてることができました。

今回立てた戦略の下、長期的な資産形成を行っていき、資産運用目標を達成したいと思います。

また、ここで述べた資産運用方法とは別に、僕は日本株の個別投資も行っています。

この個別株投資についてはここでは述べておりませんが、これからのリターンも資産運用目標の達成のために生かしていく予定です。

17年後、僕が50歳になる頃に僕の金融資産残高がどうなっているかは分かりませんが、

ここで設定した戦略を信じて、ひたすら愚直に、長期積立投資に励んでいきます。

本記事が、皆さんの資産運用の一助となれば幸いです。